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健診について

予約

完全予約制(直接窓口で、または電話可)
(*電話の場合10:00~13:00、16:30~17:45でお取りします)
 
木曜日以外の14:30から15:30の時間で、1日4名〜5名
 

1ヶ月健診
産院以外での健診を希望される方

3〜4ヶ月健診
丸亀市では、医療機関でしています。

6〜7ヶ月健診
9〜10ヶ月健診

1歳健診
県内の無料券を利用して、この間1回〜2回の健診。
※無料券の期限は丸亀市では1歳のお誕生日の前日までとなっています。
期限は各市町によるため、必ず確認してください。

1歳半健診
3歳健診

丸亀市内の方は、ひまわりセンターで集団健診。
市の健診では内科健診以外に、歯科、聴力、視力、栄養相談等を行っています。




 

乳幼児健診

乳幼児健診の目的は、隠れた病気を早く発見することも重要ですが、皆さんのお子さんが健やかに、元気に成長する姿をチェックし、子どもと関わるすべての人が安心して子育てできるようにサポートをすることです。

ですから、普段の生活の中でちょっと気になることがある、皆さんのお友達が子育てなどについてこんなことを言っているが本当だろうか?など、疑問があればほんの些細なことでも相談していただく機会と考えてください。

また、もう一つの目的は、その年齢に応じた成長発達を評価して、問題点があればその原因を明らかにするための道筋をたてたり、どうすればよいかの対策を立てるきっかけとなることです。お子さんの成長発達を短い時間で評価しなければならないため、お母さんの情報がとても大切です。健診では病気で来られた場合以上に、頭の先から足の先まで全身を診察していきます。

以上は健診をする側の目的ですが、受ける側のお母さんも、遠慮なくこの機会を利用してください。例えば、性器のことや便秘、夜泣き、食事の量など、気にはなるけれどわざわざ病院に行くまでもないと思っておられることが、たくさんあるのではないでしょうか?この機会にそれらの質問を全て小児科医にぶつけてください。私たち小児科医にとっても、日常の診療にとても参考になる質問があり、それが重要なこともあります。

 質問を待ってます!


健診内容

 【1ヶ月健診】
 5歳児のご両親に「今まででいつが一番不安だったでしょうか?」というアンケート調査の結果で「生後1ヶ月まで」と回答した人が最も多かったという報告があります。家族が一人増えた喜びとともに不安な毎日を過ごされた1ヶ月だったことと思います。したがって、1ヶ月健診時には様々な相談がよせられます。もちろん健診では診察が重要ですが、皆さんが過ごされた1ヶ月間の不安を少しでもなくすることが大事ですので、たくさん相談してください。母子(親子)手帳にいろいろと書き込んで、忘れないように相談しましょう。

最も多い相談内容は、顔から胸の真ん中にプツプツとできてくる乳児湿疹と目やにです。これらは、3ヶ月〜4ヶ月にかけて多くみられ、軟膏、目薬で治療することがあります。また、お乳の時、あるいは後にゼロゼロいう、鼻がフガフガいう、お乳の後、しゃっくり、うなることが気になるなどの相談も多くみられます。ほとんど問題はないことが多いのですが、気になるようなら健診時にご相談ください。
 
 1ヶ月健診では、まず、身長、体重、頭囲、胸囲をきちんと測定します。体重増加は、約1日30g〜35gの増加が標準です(当然、標準でないといけない訳ではありません。個人差は大きいものです)。哺乳量も母乳のみのお子さん、ミルクのお子さん、子どもによって個人差がありますので、全体をみて評価指導を行います。

母乳栄養の子どもは皮膚が黄色い黄疸が残っていることもありますが、白っぽい便(クリーム色、レモン色)が出ているようなら相談してください。私は、表現として「普通の黄色より濃いめのうんちであれば大丈夫」と話しています。皮膚が極端に黄色いならば血液検査をすることもあります。

診察では、大泉門(前頭部にある押えるとぺこぺこへこむ、やわらかい部分)の状態、心臓、肺、口、斜頚といった頸の問題、心臓、肺の音、脱腸(足の付け根や陰嚢の中がふくらんでいます。)、お腹、おへそ(じゅくじゅく湿っていたり、赤くなっていないか)、外陰部(男児では睾丸が2個あるか、陰嚢が大きくはれていないか)と注意深くチェックします。
大きな音に反応し、手足を活発に動かしているかどうかも重要です。また、からだの緊張や反射をみて、筋肉や神経の異常がないかどうかをみていきます。また、2ヶ月くらいまでは血を固める作用のあるビタミンKが不足しがちになりますので、予防するためにビタミンKのシロップを飲んでもらいます。
 
 
【3〜4ヶ月健診】
お乳をいっぱい飲んで、身長は生まれた時より10〜15cm伸び、体重は約2倍となっています。ご両親もすくすくと成長する我が子をちょっと余裕を持って、頼もしくみることのできるころと思います。泣くだけだったお子さんは、あやすと声を出して笑うようになり、首はほぼすわってきます。早い時期からの腹ばいの重要性も説明が必要なころです。

また、「あ〜」「あ〜」のナン語(赤ちゃん語)が出てきます。乳児湿疹が落ち着くころに、アトピー性皮膚炎などの湿疹が出やすいあるいはわかりやすい時期になりますので、皮膚の状態をよく観察します。先天性股関節脱臼はこの頃はっきりしてくる時期ですので、注意深く診察することが必要です。予防接種(予防接種の項参照)が始まりますので順序だてて受けることができるようにきちんと説明を受けておきましょう。
 
 
【6〜7ヶ月健診】
さて、6ヶ月となるとますますかわいさが増してきますね。ニコニコしてご両親とのコンタクトも十分です。また、私のように痛い注射をする人間をみると怖がり泣く時期です。他人との区別もつき、ご両親にとっては優越感にひたれる時期でもありますね。

このころになると体の発達では、寝返りが始まり、お座り、8ヶ月のころになると這い這いができるようになります。腹ばいでしっかりと遊ばせることが大事です。股関節の脱臼や脱腸や、陰嚢水腫などのチェックもします。目の方向(斜視の有無)など細かい異常にも気づかれるかもしれません。また、そろそろ下の真ん中の歯から生えだす時期です。そのため、「ブ〜〜」といったり、物を噛むような癖が出たりします。予防接種が順調に進んでいるかどうかも大切なことです。母乳(ミルク)から離乳食へと移ってくる時期ですので、食生活で気になることがあればご相談ください。
 
 
【9〜10ヶ月健診】
 早い子どもではつかまり立ちやつたい歩きを始めますが、まだ一人で立てなくても問題はありません。指で小さいものをつかんだり、関心のあるものを指差したりするようになります。また、早いお子さんでは、マンマ、ママなどの言葉も出だす時期です。離乳食は2〜3回食に変わってくる時期です。食事の時間、早寝早起きの習慣も早すぎることはありませんので、しっかりと工夫して生活を組み立てていくことが大切です。たばこなどの誤嚥や怪我が増えてくるのはこの頃ですので、危険なものは高いところに上げておく等、危険なことをイメージして危険をできるだけ回避しましょう。歯も徐々に増えてきますので、短い時間でもよいですから歯磨きの習慣をつけましょう。
 
 
【1歳健診】
 体重は生まれた時の約3倍に、身長は約1.5倍になります。つたい歩きから一人歩きができるようになります。這い這いをとばして、いきなりつたい歩きを始める子どもいます。また、「マンマ」「バイバイ」などの簡単な単語が理解できるようになったり、言えるようになります。紙に殴り書きをすることもできるようになります。

1歳の健診時に多い相談は食事のことです。焦らず、食事の時間は楽しく、時間は20分くらいにする。むら食い、好き嫌い、立ち食いなど大丈夫かな?というさまざまな相談事が出てきます。何でも気楽に話していただければと思っています。
 
 
【1歳6〜7ヶ月健診】(丸亀はひまわりセンター)
 自我がしっかりしてくる時期で、だだをこねるなどでご両親を困らせたりもする可愛い頃です。
スプーンやコップを使えるようになり、階段を上ったり、走ったりボールをけったりできるようになります。親の言うこともよく理解でき、言葉数も増えてきます。おもちゃや絵本などへの興味を示すようになり、物の名前を尋ねるようになります。行動も話もより活発なお子さんとなり、日々の成長も楽しみな時期ではありますが、自我も強くなり(良いことです)ますので、生活の中で対応に苦慮することなど心配事があればご相談ください。

虫歯もチェックが必要です。1歳半健診では歯科健診もあります。きちんと受けておきましょう。目、耳についても、聞こえにくいようだ、テレビを近くで見ているなど診察以外でも気になることがあれば相談しましょう。
 
 
【3歳健診】(丸亀はひまわりセンター)
片足立ち、ケンケンなどができて外遊びも活発になってきます。手先もだんだん器用になり、はさみやお箸が使えるようになってきます。

自分の名前、年齢が言え、会話がかなりじょうずにできるようになってきます。反対に言葉の遅れもはっきりしてくることがありますので、ご相談ください。また、肥満や身長の悩みも出てくるころです。視力、聴力も上手に測れるころですので、3歳健診で検査をします。そして、主に腎臓の病気が潜んでいないかどうかをみるために、おしっこの検査を行います。

3歳では、このように様々な検査を行いますので、きちんと健診を受けるようにしましょう。

視力検査(スクリーニング)について

小さいお子様の視力検査を行っています。日本眼科学会でも弱視、斜視の早期発見の重要性について記載されています。できれば、3歳くらいで発見し、早期治療を行うことが推奨されています。当院では1歳前後のお子様に検査をしています。詳しくは受付まで。
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