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溶連菌感染症

溶連菌感染症

溶連菌感染症とは、溶連菌が患者さんのせきやくしゃみで飛び散り、それを吸い込んで飛沫感染するものです。感染してから発症するまでの潜伏期間は2~7日です。幼児期から学童期にかけて多くみられます。クラスで流行することもあります。
 症状としては、急な寒気とともに38~39度くらいの高熱が出ます。のどが真っ赤になったり、舌がいちごのようなぶつぶつになったりします。また、おなかが痛くなることもあります。3歳以下ではこうした症状より微熱、鼻水など軽い症状が主です。
また、1~2日すると、赤く小さな発疹が首や胸、手首、足首に出て、しだいに全身に広がります。3~4日すると、舌にいちごのようなブツブツができ、唇のはしが荒れて
きます。治療すると2~3日で熱が下がり、発疹も薄くなってきます。2週間くらいして、指先のかわがむけることがありますが、あとは残りません。
診断は、喉の迅速検査を行い、判断することが多い病気です。
治療は抗生物質の服用で症状は数日で消えますが、通常10日間最後まで内服してください。みかけの症状は消えていても、溶連菌はのどに残っていて、再発したり、合併症を起こしたりします。しばらくは、周りの人にうつす可能性もあります。
 
合併症
回復後、2~4週間してから急性腎炎やリウマチ熱、などを起こすことがあります。顔がむくんだり、赤いおしっこ、動悸、息切れ、関節痛などがあったら、すぐに受診を。
リウマチ熱
溶連菌感染症の2~4週間後、心臓、関節、中枢神経などに炎症を起こしやすい病気です。6~15歳」くらいのこどもがかかりやすいのですが、まれに大人でも起こります。最近は抗生物質での治療が行き届いているため、リウマチ熱にかかるこどもは著しく減っています。
 
 

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